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☆ゆめママ日記☆

☆ゆめママ日記☆

ゆめ出産エピソード

 予定日を6日ずぎた日の早朝、おなかが痛いような気がしてよく眠れなくなり「え?もしかして陣痛?」と思いました。朝になると15~20
分おきに痛くなっていました。その日は健診の日だったのでお昼に病院へ。NSTで見ると5~10分になっていました。でもまだまだ余裕。近くの実家に帰ってメモに陣痛の間隔をメモしていました。5分間隔と思うと8分になったり、なかなかすすみません。夜になっておしるしがありました。
 
夜中になってだいぶ痛いのが4分間隔くらいになったので病院に行きました。助産師による内診で、子宮口が下がってないと言われ「明朝Dr.だ来たら一旦帰りなさいって言われると思うわ」との事。そしてその助産師は交代の時間が来たらしく、帰っていきました。もう結構痛くなってたので「嘘だ!そんなはずない」と思いました。NSTではイイ感じで陣痛きているのに、朝の内診でも「下がってないから子宮口の開きぐあいがわからない」と言われ、「まだ?3分おきでこんなに痛いのに?」と一人、陣痛室のベッドで涙が出てきました。
すると「まだだろう」って事で陣痛室から普通の個室に移され、ほったらかし?って感じに。もう2分間隔で、ベッドにしがみついて唸っていました。でもさんざん「まだまだ」と言われたのでナースコールはずっと我慢していました。
 
9時頃Dr.が来て、内診を待つ待ち合い室では明らかに私が一番つらそうなのに、初産婦は後回し。やっと順番が回ってきて、「この方まだ子宮口が下りてないそうで、、」と看護士がDr.に伝達するのが聞こえました。しかしDr.は「そんな事ないよ~。今もう3cm開いてる。大丈夫、ゆっくりだったけどちゃんとお産進んでるからね。」と言われ、内診台の上で私は子供のように「こんな痛いのに『まだ』って言われ続けて、、」としゃくりあげて大泣きしてしまいました。そして長い陣痛でつらかろうと、破水させてくれたDr.。破水させたらお産がすすむ場合が多いから。
Dr.が3cmと言った瞬間に看護師さん達も「今、この産科で一番お産に近いんで、分娩室で寝ていてください」とバタバタし始めました。主人も到着し、陣痛室を通りこして分娩室へ。誰だ~「明朝には帰らされると思うよ」なんて言った奴は!!!
 
分娩室では、痛みの合間に主人にお茶をのませてもらったり、フルーツを食べてお産に備えました。しかし2日ほとんど寝ずに力いっぱいベッドにしがみついたりしていた私は、疲れて、陣痛の波の来ていない1分間、ウトウト。でもすぐに痛みで起きて、、のくり返し。
点滴を付け、どんどん痛くなると、座った姿勢をとってみたり、腰をさすってもらったり。4cm、5cm、6cm、7cmと、とても長く感じました。「ぬおおおおお~~っ」と声が出る!痛い!「これ以上痛くなったら私死ぬかも!」と本気で思いました。
 陣痛が30秒とかになるともう絶頂期です。叫びまくり!「イキんでしまいます~!もう無理!アアア~~~!」。導尿2回しました。でも必死に呼吸してお尻をイキみたいのを抑えると、何度も尿が出てしまい、その度に敷いていたオムツのようなパッドを看護師に換えてもらい、申し訳なかったです。
そして9cm。陣痛中の内診が痛くて痛くて、大暴れしてしまうものですから、周りのスタッフは押さえ付けるのに大変だったようです。ベッドが変型し、足をかけるとつりそうになりました。暴れてかかとを上げたり体をよじると怒られました。お昼「12:24全開です。」の助産師の声。もう私はイキむのを逃せなくなっていました。
 
イキんで出してしまうと楽になるのはわかっていましたが、痛くてうまくイキめません。(あれって思ったよりお尻の方に出て来ようとするので、かなり排便の感覚に似ていますよね?その100倍痛いですけど。)よい姿勢でなくなると怒られ、イキむと「ギューーーー!!」と声が出て、また怒られて、、、
 頑張って陣痛の波がくる度イキみ続けて、赤ちゃんの頭が見えかくれし出した頃、Dr.が入室。切開のため消毒して局部麻酔をしました。麻酔の針なんて全く痛くありませんでした。だんだんイキみ方もうまくなってきて、褒められたりしました。そしてこのあたりから「さっさと出すぞ」と気を引き締めた私。赤ちゃんの頭もだいぶ見えているらしく、股にはさまった感じがしていました。もうおなかは痛くありませんが、その辺はめちゃくちゃ痛くて、頭が完全に出る『発露』まで思ったより時間がかかり、意識モウロウ。星がチカチカ。
そして会陰切開。大きなハサミが見えてしまい怖かったけれど、全然痛くありませんでした。麻酔が効いていたけれど、切った感覚はわかって、逆に出口が広がって気持ち良かったくらいでした。
 かれこれ何回イキんだでしょうか。最後の方は痛いを通りこして、もうヤケ。「はよ出んかい!!」と思いきりイキんでいました。必死だったのでもう何が何だか「出て来ている」という感覚もわからず、突然「ハッハッ、、、」と助産師達に言われ、「
あ、発露だ」と理解しました。
 
発露し、ハッハッハッと短息呼吸を必死にやっているうちにわが子は出て来ていたみたいで、「ちゃんとお顔見てあげて!」と言われて「え??」と下を見ると、、赤ちゃんが、いました。ツルンと出た感覚ナシ。主人が「元気に泣いてるわー」と言うまで、産ぶ声も耳に入りませんでした。私は「あーーーやっと終わった、、」と呆けていました。お昼の1:18でした。3056g、ゆめ、誕生。
産ぶ湯から上がったゆめをカンガルー抱っこ。小さくてフニャフニャでポチャッとしていて、かわいくて、愛おしくて仕方なかったです。主人が「よく頑張った。ありがとう。」と言っていました。


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